これから作業療法士になることを目指す人。
そして作業療法士という今の仕事が向いているのか不安な人。
作業療法士という仕事にはいくつかの特徴があり、向き不向きが少なからず存在します。
今回は、作業療法士という仕事に向いていない人の特徴について3つ説明します。
この記事が参考になる人
・これから作業療法士を目指す人
・作業療法士の向き不向きが知りたい人
・今の仕事が合っているのか悩んでいる人
作業療法士が目指していることとは?

最初に、作業療法士が仕事をする上で目指すことについて説明します。
現役の方はわかると思いますが、作業療法士という仕事は、人と人との繋がりがとても深い仕事です。
生活を送る支援をする
協会などでも謳われていますが、このような考えをモットーに仕事をしている方はとても多いです。
作業療法士に向いていない人の特徴3つ
では、そんな特性がある作業療法士の仕事に向いていない人の特徴を以下に3つまとめます。
・コミュニケーションが苦手
・体を動かすことがあまり好きでない
・新しいものを作り上げるのが好き
1つずつ説明していきます!
コミュニケーションが苦手

1つ目の向いていない人の特徴は「コミュニケーションが苦手」ということです。
作業療法士の仕事では、患者さん/利用者さんだけでなく、本当に様々な職種の人とコミュニケーションを図ります。
例えば以下のような感じです。
患者さん/利用者さん、患者さん/利用者さんのご家族、理学療法士、言語聴覚士、医師、看護師、介護士、ソーシャルワーカー、相談員、ケアマネージャー、レントゲン技師、事務員、他病院のスタッフ、他施設のスタッフなど
ざっくり挙げただけでも、結構な職種の人と関わらなければいけないことがわかりますよね。
「対象となる方がその人らしく生活を送る支援をする」ためには、多くの職種の方と連携を図らなければいけません。
人を相手にする仕事なので、コミュニケーションが苦手な人は、苦しい思いをする可能性が高いと思います。
体を動かすことがあまり好きではない

2つ目の向いていない人の特徴は「体を動かすことがあまり好きでない」ことです。
作業療法士の仕事は、基本的に常に動き回っていると考えた方がいいです。
私の1日の仕事の流れをまとめてみます。
8:30 朝の申し送りに出席
9:00 リハビリ実施
11:40 カルテを記入
12:00 お昼休憩
13:00 リハビリ実施
15:30 カンファレンス出席
16:00 リハビリ実施
16:50 カルテ書き
17:30 終業
上の流れを見て頂くとわかると思いますが、椅子に座っている時間は、
くらいで、大抵はリハビリ業務で動き回っています。
おおよそどこの職場でもこの動きに近いと思うので、作業療法士の仕事は「体力仕事」ともいえますね。
そのため、「1日中動き回る仕事はちょっと・・」と思う方は、作業療法士の仕事が辛いと感じてしまうかもしれません。

何か新しいことを作り上げるのが好き

3つ目の向いていない人の特徴は「何か新しいものを作り上げるのが好き」ということです。
作業療法士は、病気やケガなどで今までの生活が送れなくなった人に対し、再びその人が望む生活を取り戻すサポートをする仕事です。
イメージ的には、「マイナスになった物事を再びプラスに近づけていく」といった感じです。
そのため、「何か新しいことを作り上げたい!」という人は特に、向かないと感じる可能性があります。

自分で新しく考えたリハビリを提供するという楽しさはありますよ!
一番大切なことは対象者を良くしたいという想い

ここまで、作業療法士に向いていない3つの特徴について説明をしました。
ここで1つ大切なことは、「向いていない特徴よりも、対象者を良くしたい想いが最も大切」ということです。
「え?向いていないならやめた方がいいんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、向いていない=やめたほうがいいと断言はできません。
一番大切にしてほしいことは、
という想いが強いかどうか
だと思います!!
勉強力や分析力は後から付いてくるもの

また他のサイトを見ていると、作業療法士に向いていない人の特徴として
・勉強があまり好きでない
・観察する力がない
と書かれていることがあります。
現役作業療法士から言わせてもらうと、上2つのスキルは、仕事を始めることで身につくものです。
作業療法士になってから、勉強を熱心に始める人はたくさんいます。
また、仕事をしていないのに観察力を身につけるというのも、無理な話だなと感じます。

勉強力や観察力は、経験して身に付いていくスキルですよ!
まとめ
今回は、作業療法士という仕事に向いていない人の特徴について説明をしました。
いかがでしたでしょうか?
向いていない特徴に当てはまった方でも、一度「どうして作業療法士を目指したいのか」を真剣に考えてみてください。
目指す理由が対象者の為なのであれば、きっと作業療法士になっても充実感を得られると思いますよ。
この記事が参考になれば嬉しいです。
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