作業療法士の方で、「作業療法士の給料って世間一般に高いの?安いの?」とふと思うことってありませんか?
結論から言うと、作業療法士の平均年収は、日本人の平均年収よりもやや低い傾向にあります。

ただ、方法によっては、作業療法士の給料を上げることは十分に可能です!
この記事が参考になる人
・作業療法士の給料事情が知りたい人
・給料をアップさせたい作業療法士
これから紹介する給料額は、地域や経験年数によって差があるため、あくまで平均値として捉えながら読み進めて下さい。
作業療法士の平均年収は?

最初に、厚生労働省の賃金構造基本統計調査による、令和元年度の平均年収を以下にまとめます。
作業療法士の平均年収 | |
平均年齢 | 33.3歳 |
月額給与 | 287,500円 |
年間賞与 | 646,400円 |
平均年収 | 4,096,400円 |
さらに、日本人の平均年収についても見ていきましょう。
平成30年度における日本人の平均年収は、
厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」
国税庁「平成30年度 民間給与実態調査」
なぜ作業療法士の平均年収は低めなのか?

日本人の平均年収より低い作業療法士の年収・・。
若干下回る結果にはいくつかの理由が存在します。
・昇給額が低いため
・作業療法士は女性が多いため
年収がそれほど高くない大きな理由の1つに、作業療法士という職業が比較的新しい職業であり、平均年齢が若いことが影響していると思われます。
また、作業療法士は昇給額が一般企業より低いことも、年収の低さに影響を及ぼしています。

これから徐々に上がることを期待したいものです。
作業療法士の昇給額が低い理由

作業療法士の昇給は低いというのはよく聞く話ですが、それはなぜなのでしょうか。
理由をまとめます。
・リハビリ料金が国で決まっているから
・能力差が付けにくいから
・作業療法士数が増加傾向にあるから
・専門性が分かりづらいから
1番の理由は、1単位(20分間)に対するリハビリ料金が国で決められていることでしょう。
新人でもベテランでも稼げる料金が同じであるため、セラピストの能力差が反映されにくい現状がリハビリ界には存在します。
また、「作業療法士って何をする人?」と思う人も世間にはたくさんおり、専門性の分かりづらさが、給料に反映されにくいという現状があります。

【結論】平均年収は低めだけど年収幅は広い

作業療法士の平均年収は4,096,400円とお伝えしましたが、その幅はかなり広いことが、求人を見ていてもよくわかります。
求人を見ていると、年収300万円前半から、高いところだと年収500~600万円クラスの求人が存在しているんですよね。
給料をアップさせる方法はある?

ここまで、作業療法士の給料事情について説明をしてきました。
「作業療法士の給料って意外と低いんだな・・」と落ち込んだ方も安心してください。
給料をアップさせる方法は存在します!
その方法は以下の通りです。
・転職をする
・役職につく
・副業を始める
最も給料をアップさせやすいのは、転職をして職場を変えることです。
給料の高い職場は求人情報に存在しているので、そこを狙って転職をするのが一番手っ取り早いといえます。
例えば、訪問リハビリではインセンティブ制度を取り入れているところがあり、自分の実力で給料アップを図ることができます!

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作業療法士の方で「転職をして今よりも給料を上げたい」と思う人は多くいると思います。 「自分の夢を叶えたい」「家族を養いたい」など、理由は色々ありますよね。 その思いを叶えるためには、転職サイトを利用しての転職が1番の近道なのを[…]
また、最近行っている人が多い副業も、作業療法士にはピッタリの活動といえます。
副業で収入を得るには時間と根気が必要ですが、他で収入が得られると生活が豊かになり、精神的な安定を得ることができます。
副業に関しては下の記事も参考にしてみてください。
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まとめ
今回は作業療法士の給料が世間一般的に高いのか安いのかについて説明をしました。
いかがでしたでしょうか?
作業療法士の平均年収は日本人の平均年収よりも低めですが、年収の幅は広いと言えます。
そのため「給料が低い!」と感じた方も、作業療法士という仕事で給料アップを図ることは十分に可能ですよ!
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。
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